交通違反をしてゴールド免許を失う
交通違反をして
先日知り合いが興奮気味に話し始めました。
「ねェ、聞いてよ!」
「昨日ひどい目に遭っちゃったのよ。」
私:「どうしたの?」
「あさ病院に行く途中に交通違反で捕まったのよ!」
「いつもあんなとこで、とりしまりなんかしてないのに」
「ほんと運が悪かったは、後続車もみんなやられたのよ!」
交通違反をして「運が悪い」と言うことが正しいのでしょうか?
話を聞くかぎり、交通違反をして反省していることが全く感じられませんでした。
悪いのは、ネズミ捕りをして違反金を稼いでいる県警だとの主張です。
「左折禁止」のサインがとても見づらいところに設置してある。
違反きっぷを切る前にそれをわかりやすくして、違反を防ぐことが彼らの仕事だ。
彼女の興奮は冷めやらず、つづきます。
そうですね、事故や違反を未然に防ぐことが大切です。
ごもっともです。
自己防衛(自己中)
彼女曰く、いちばん悔しかったのは「減点でゴールド免許が取り消されること」
何十年も安全運転をしてきた証なのに、たった1回の違反で取り消しになることがいちばんショック。
おかげで任意保険の料金も上がってしまう。
違反金は今すぐ払うので、ゴールド免許の取り消しだけは勘弁してと懇願したそうです。
そんなことで見逃すと信用を失います。
自分はゴールド免許にふさわしい優良運転者だとの主張です。
ゴールド免許にはいろいろ良いことがあります。
ゴールド免許割があるレンタカー屋さんも有ります。
20%割はお得です。
一連のぐちを聞いていて「でも悪いのは自分でしょ」と思いました。
さいごに、「悔しいから違反金はその日の内に払ってやった」とのこと。
まあ、違反金を期限内に支払うことは義務ですが、「払ってやった」の言葉に最後まで「自分は悪くない」のアピールがプンプンです。
おまけに、若い警察官の対応が言葉巧みだったので「あなた弁舌ね、警察官にしとくのはもったいないは」と皮肉を言ってやったとのこと。
日々口達者な違反者を相手にしてるので弁舌にもなります。
話の中で「わたしが悪かった、反省してる」ではなく「警察が悪い、私は被害者」なのです。
同じ経験
私も以前、同じく特定の時間帯に侵入してはいけな道に入ってお巡りさんにつかまりました。
違反きっぷと減点でゴールド免許を失った経験があります。
「しまった!」と思ってもあとの祭りです。
「え!そんな標識があったの?」
「はい、あそこです」と指さされ、納得しました。
いかに自分が道路標識に注を払って運転していなかったか反省しました。
間違えを指摘されると自己防衛機能が働いて「言い訳」の羅列になってしまいます。
私もそうでした。
今回、新たに同じ経験をした知人の話を聞いていて、自己中心になってはダメ、素直に自分の過ちを認めようと思いました。
さんざん愚痴った知人もすべてを吐き出して、反省モードに入ったと思います。
冷静に考えればどっちが悪いのかは明らかなのですから。
同じ失敗を繰り返さないように注意して運転しようと思いました。